天地について About Us

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ごあいさつ Greeting

こんにちは。
この宿の運営者で、自然農園日本晴として農業を営んでいる欠掛隆太です。
私が大阪、妻が東京、共に都会育ちの私たちが、南伊豆の里山に魅せられ移住したのは2015年のことでした。
新規就農者として「市之瀬」の集落にある古い家と耕作放棄地を借りて、試行錯誤、時には悶絶しながら営農してきました。
おかげさまで農薬や肥料を使わない自然栽培で、さまざまな野菜を育てることができるようになり、
定期便で私たちの野菜を購入してくださるお客様も増えました。

また、野菜や果物の一部は瓶詰めなどの加工品にして、地元の方々にもご協力いただき、地元の道の駅などで販売しています。
こうした日々の中、家族が増えたり、地域猫の世話が始まったり、おたがいさまの仲間や支援してくださる方々も増えていったりして、私たちは南伊豆に少しずつ馴染み、次第に根付いていき、ますますここが好きになっていきました。

一方で、この集落にも過疎の波が強烈に押し寄せていて、人が年々減っていき、一軒、また一軒と空き家が増えていく現実にも直面しています。
自宅と畑のすぐそばにあった築80年以上の古民家も、こうした流れから私たちが譲り受けることになりました。
自分たちが初めて南伊豆に来た時の気持ち、豊かな自然の恵みを受けて、農のある暮らしをしてきたこれまでの道のり。
それらを礎にして、南伊豆ならでは自然との暮らしを、より多くの方々に体験していただきたい。
このような想いから、この古民家を一棟貸しの宿にすることに決め、名前も南伊豆の風景そのままの「天地」としました。

大窪山の山あいの広く青い空、山からの湧水はこんこんと絶え間なく流れ、
私たちの農園や喉、そして心の渇きを潤してくれます。
この南伊豆の風景が、どうかいつまでも変わらず続くようにと、
そして集落に仲間が増えるようにと願いながら、
私たちは今日も、日本晴の太陽の下、
土の香りを感じながら、畑を耕しています。

自然農園日本晴についてご興味を持ってくださった方はぜひ、
「日本晴」のホームページもご覧ください。
みなさまとお会いできる日を楽しみにしています。

「天地」について About Us

この古民家はここに移築されてから約80年経っているとのこと。それ以前は川の向こう岸に建っていたそうです。
この家は、何年にもわたり空気の入れ替えのために持ち主の方がたまに窓を開けに来る、そんな空き家に近い家でしたが、
2020年のある時、買い手を探し始めたとお聞きし、「それはチャンス」と感じ、持ち主さんに連絡を取りました。
私たちもいつか「古民家宿」ができたらいいなと思っていたので、思いも寄らない嬉しい流れでした。

とはいえ、本業の農家をしながら、古民家を自分たちで再生していくのは、本当にたいへんな作業でした。
家の中は家具も洋服も生活用品全てがそのまま。ゴミの片付けや運び出し、床の解体など、まさに出口の見えないトンネルです。
そこで自分たちでできない作業は、自宅のリフォームでもお世話になった地元の大工「清水建築」さんにお願いすることにしました。

清水さん親子は、このあたりの古民家再生に多く携わっている、とても頼りになる大工さんです。
柱を1本1本ジャッキアップして傾きを直したり、長く使えるようにと手間暇をおしまなかったり、ていねいなお仕事には脱帽でした。
こうして、2023年の2月くらいから相談を重ね、2024年1月に本格工事が始まり、現在に至ります。

古民家「天地」の詳しい年譜については、こちらのページをご覧くださいませ。

「天地」の年譜
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自然農園 日本晴で育つお野菜たちは、
農薬不使用の豊かな大地で育てたお野菜たちです。
ぜひ、こちらの公式サイトも覗いてみてね。